人材紹介会社のビジネスモデル

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人材紹介会社のお客さまは 求人企業 と 求職者 です。

通常、人材紹介会社は求職者からは手数料を得ず、求人企業から紹介手数料を得ます。
 

人材紹介会社の手数料モデルは、

  • 求人企業から紹介手数料をいただく
  • 採用に至った場合のみ費用が発生する成功報酬方式

で運営している会社が一般的です。

言い換えると、紹介した人材が採用されるまでは、人材紹介会社の売上はゼロ、ということです。

ご紹介した人材が採用された場合は、初年度年収額の30%程度を採用企業からいただきます(※30%という料率は業界や職種により若干変わります)。

例えば、ご紹介した方の年収が 500万円 であれば、紹介手数料は

500万円×30%=150万円

ということになります。
 

役員候補の人材採用時など、例外的に着手金(リテーナーフィー)をいただくケースもありますが、成功報酬式のビジネスモデルが一般的です。

<求人企業のメリット>

◎公募媒体での募集と比べると、採用にかかる手間が大幅に軽減される

◎公募媒体には表現しづらいような内容でもキャリアコンサルタントに伝えれば欲しい人材のみを紹介してもらえる。

◎成功報酬課金なので多くの募集媒体とは違い採用できなければコストがかからない

◎管理職採用等、社内外に知られたくない募集に有効である。

◎採用に関し、キャリアコンサルタントよりマーケット情報や選考に関するアドバイスがもらえる

 

<求職者のメリット>

◎職務経歴書の書き方や面接対策などのアドバイスをしてもらえる場合がある

◎公募されていない非公開の求人を紹介してもらえる場合がある

◎面接日時の設定や年収交渉等をしてもらえる

◎キャリアコンサルタントがあなたのことを求人企業に推薦してくれる

◎不採用になった場合でもキャリアコンサルタントがその理由を教えてくれる場合がある

人材紹介を図にすると 上の図↑ のようになります。職業紹介事業者(人材紹介会社のこと)は、求人者と求職者のあっせん業なので、紹介事業者と求職者の間に雇用関係は発生しません。
人材派遣を図解すると 上の図↑ のようになります。
こちらは人材派遣会社が直接雇用する人材を派遣先企業に派遣しますので、派遣元企業と求職者の間に雇用関係が発生します。

<ストック型とフロー型>
人材紹介は利益率は高いが売上収入が不安定、それに対して人材派遣は利益率は低いが毎月安定した収入が見込めます。それゆえに 人材紹介はフロー型、人材派遣はストック型ビジネスと言われています。

人材紹介会社は厚生労働省の許可事業です

人材紹介事業は法律的には 「有料職業紹介事業」 といいます。

厚生労働省の許可がないと事業ができません。これは人材派遣業も同じです。

許可を取得するには、資産要件や事務所の立地・スペースに関しても細かい規制があり、誰でもどこでもできるわけではありません。 

非常に公共性の高い仕事であり、道徳や倫理観が求められるビジネスです。民間企業ですから利益が必要なのは言うまでもありませんが、雇用マーケットに対しての哲学や志をもって事業展開されている会社が多いです。

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